|
|
ひそやかに身を焦がしてきた15年ほどの故意の終わりを告げるように、
南関東の桜が散っていく。その花びら1枚1枚に、思い出を載せて・・・。
はじめてしまんちゅの畔で出逢った、山女魚が跳ねたと見間違えたあの日を・・・
※妄想
阿佐ヶ谷亭で凡人が遭遇し、「挨拶しちゃった!」と兄さんの布団の上で転げまわって
いたあの日を・・・
その凡人と、桂浜で大相撲の末、山女魚を託されたことを・・・(直後に山内一豊隊に銃殺)
※妄想
都会のレストランのオーナーにクラスチェンジした山女魚に、勇気を振り絞って
「何がおススメなの?」と吹っかけてみたテスト・・・
兄さんが、「妹をお願いします」と頭を下げてくれた夜を・・・
※レストランの厨房にだけど
郷に帰った山女魚に、拙編著『水の郷』を謹呈し、ひそかに文中に想いを伝える
熱情の歌を詠み込んだこと・・・
それを事前に察知した兄さんが、本をそっと自分の本棚の奥底に封印したこと・・・
※献本を兄さん宛てにしたからなぁ
帝都の誘惑に遡上せんとする山女魚を阻止せんと、全軍をもって宇治川に布陣しよう
としたが、大震災で壊滅、籠城自刃に追い込まれたこと・・・
すべては、花のあと。私の御魂は、せめて小国の桜となって、
全身を震わせながら、祝福の花びらを散らせていたことだろう。
“千年妹君”はラーメタルに還った。二〇一二年卯月・・・
僕はしまんちゅの流れに身を委ね、下の歌を、妹君と義兄に、捧ぐ。
http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=KsICWDHt2yA&feature=endscreen
|
|